アートディレクターになるには、高校・大学でどんなことを学べばいい?

クリエイティブ系資格

アートディレクターという仕事に興味を持たれている方へ。本記事では、アートディレクターになるために必要なこと、必要な資質、大学で学ぶことなどを詳しく説明します。アートディレクターになるためのスキル、クリエイティブな思考力、仕事で必要なコミュニケーション能力などを身に付ける方法も紹介します。アートディレクターならではの知識を身につけ、キャリアを積み上げていきましょう!

憧れのアートディレクターになるためには、どうしたらいいの?

アートディレクターとは、様々なグラフィックデザインの制作業務全般を行う責任者のことです。

企画や立案だけではなく取材や編集にまで関与する必要があり、当然ながらそれぞれの業務について一定の見識が要求されます。

アートディレクターと資格というのは明確にはなく、一定の経験がなければ務まらないため新卒でなれるものではなく、多くの人はグラフィックデザイナーとして数年間のキャリアを積んでからなっています。

このように、アートディレクターになるにはかなりの能力と経験が要求されます。

特にグラフィックデザイナーとしての経験は最低条件とも言えるものなので、まずはそのための能力を身につけるのが重要です。

アートディレクターになるには高校・大学は学部がいいの?

アートディレクターになるために、高校・大学に進学を考えているのであれば、芸術・美術系の学校に進学を考えてみてはいかがでしょうか。芸術・美術大学であれば学科の中にアートサイエンス学科・アートプロデュース学科やグラフィックデザイン学科といったアートディレクターを目指すことが可能な学部があります。

多くのアートディレクターはこれらの学部で専門的な知識を身に着けてきます。したがって、アートディレクターになるにはこれらの学部・学科で学ぶのが一番の近道と言えます。

アートディレクターに必要なこと

コミュニケーション能力

責任者である以上は一定のリーダーシップが要求されますし、多くの人が関わる業務なので人とのコミュニケーション能力は必須です。

クライアントとの交渉にも参加しなければならないので、プレゼンテーションの能力や交渉能力も必要です。さらに、納期やコストの管理も責任者としての業務の一環なので、そのための能力も重要です。

このようにアートディレクターになるために求められる能力は多岐に渡っており、熱意もなく漠然と目指すのでは難しいと言えます。

その意味で、一番重要なのは絶えず自分を高めていくための熱意とグラフィックデザイン全般への強い興味関心です。アートディレクターになるには、このような熱意が自分にあるのかよく吟味することから始めるべきです。

感性が豊か

企画管理するプロジェクトのブランドイメージやコンセプトなどを理解していかに、商品やブランドのトータルプロデュースができるかが重要になってきます。何よりもビジュアルセンスというものが大切で感性豊かな方が向いています。

リーダーシップをとれる

プロジェクト進行していくうえでアートディレクターはカメラマンやモデル、スタイリスト、編集者、ライター、デザイナーなどとチームを組んで仕事を行っていきます。そのためチームを統括する能力が必要であり、それに関わる多くの人々にコンセプトやイメージを共有することが大切です。そのためチームをまとめ上げる統率能力が必要です。

冒険心がある

いくら実績があっても、絶えず流行に敏感であり、新しいモノに触れていないと良いクリエイティブものは生まれてきません。フットワークが軽く、様々な分野にも情報収集するなどクリエイティブな仕事には知性と感性を磨くことは必須です。

アートディレクターなるためには必須な資質とは?

大切な資質のひとつは「自分を信頼できる」ということです。

芸術という分野は、明快な答えというものは存在しませんまた、作品の完成間際まで「真の姿」を見ることは、製作者さえかなわないこともあり、多くの時間は、形のないものとの戦いに費やされます。

ディレクターは、名前の通り、ディレクション=『方向を指し示す』ことが仕事で、ときに難解であったり、反社会的でさえあって、だからこそ、存在できる作品もあります。社会やクライアント、ときにはスタッフから反発が出てくることは日常茶飯事で、そのような組織や人々を説得し、方向を示し、ビジョンを与え、導くために必要な資質が「どれだけ自分を信頼できているか」ということです。

自身のなかに、過去の出来事から、拭い去れない後悔や憎しみがあれば、それらは増幅して作品に反映され、また、自分のことを信頼できないアートディレクターは、周囲のプレッシャーに簡単につぶされてしまいます。

優れたアートディレクターになるほど、クライアントからは、一流の新鮮さ、全作品にはなかった斬新さを要求され、過去の経験というものは、一部の技術で活用されるだけで常に、新しい発想、奇想天外な手法が求められます。

闇に向って、大勢のひとに「あそこへ向え!」と、指し示すのがアートディレクターの仕事であるともいえます

必死に、自分を愛し、自分を信じることが出来るそのような資質を持つアートディレクターの周囲には自然と、信頼できるクライアント、仕事をまかせられるスタッフがついてきます。また、自分を信じている人は、不安を持たないので、発言や行動は斬新になり、心底、自分にプライドと自信があり、純粋に自分の作品を愛することできるという資質は稀有であり、だからこそ、多くの人に絶賛され愛されます。

まとめ

憧れのアートディレクターになるためについて解説しました。高校・大学であればアート学科やグラフィックデザイン学科など進学することで専門的な知識を学ぶことが可能です。また、知識ばかりでなく資質も必要で、コミュニケーション能力であったり、感性や冒険心であったりとさまざまなスキルを意識しながら身につけていってみたはいかがでしょうか。

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